2008年5月 9日 (金)

三位一体の主日 (2008/5/18 ヨハネ3・16-18)

教会暦と聖書の流れ

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 聖霊降臨の主日で復活節は終わりましたが、次の日曜日は三位一体の主日という特別な祭日になっています。教会の暦は、四旬節から復活節という約3ヶ月間をかけて、イエスの受難、死、復活、昇天、聖霊降臨を記念してきました。その余韻のようなこの祝日は、「三位一体」という神学的な教えを考える日というよりも、イエスの受難・死を見つめ、その復活を知り、聖霊降臨を祝ったわたしたちが、神の大きな救いの出来事を振り返り、父と子と聖霊の働き全体を味わう日だと考えればよいでしょう。

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2008年5月 2日 (金)

聖霊降臨の主日 (2008/5/11 ヨハネ20章19-23節)

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 日本語では「聖霊降臨」ですが、ラテン語などヨーロッパ諸言語では元のギリシア語のまま「ペンテコステ」(「50番目」の意味)と呼ばれる日です。第一朗読の使徒言行録2章1-11節の記事に基づき、復活祭から50日目の日曜日に、使徒たちの上に聖霊が降(くだ)り、教会の活動が始まったことが祝われます。一方、福音の記事は復活節第二主日にも読まれた箇所で、復活の日の夕方、使徒たちに聖霊が与えられたことを伝えています。日付や場面は異なりますが、イエスの復活後、使徒たちが教会の活動を始めるにあたって、聖霊の働きを強く感じたことが記念されるのです。ここでは、ヨハネ福音書と使徒言行録の両方の箇所をとおして、わたしたちに与えられている聖霊の働きを味わうことにします。

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2008年4月25日 (金)

主の昇天 (2008/5/4 マタイ28章16-20節)

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 使徒言行録によると、復活したイエスは40日にわたって弟子たちに姿を現した後、天に上げられ(1章=きょうの第一朗読)、50日目の五旬祭(ペンテコステ)の日に聖霊が降りました(2章)。教会の暦はこれらの記事に基づいて復活節を祝っています(本来、主の昇天の祭日は40日目の復活節第6木曜日ですが、日本のようにキリスト教国でない国では日曜日に移して祝われています)。 A年の主の昇天では、マタイ福音書の結びの部分が読まれます。ここには、復活したイエスが神の子としての栄光・権威を受けたことと、目に見えないがいつもわたしたちとともにいてくださるという、復活節全体の二つの大きなテーマがはっきりと示されています。

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2008年4月18日 (金)

復活節第6主日 (2008/4/27 ヨハネ14章15-21節)

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 先週に引き続き、ヨハネ福音書の最後の晩さんの席でのイエスの言葉です。イエスは、自分は目に見える形ではもういなくなる、しかし、何かが残るということをさまざまな形で約束しますが、その中心は「聖霊の派遣」だと言えるでしょう(14章16-17節、14章26節、15章26-27節、16章7-15節)。イエスが世を去って父のもとに行き、弟子たちに残されるもの・与えられるのは何よりも聖霊なのです。復活節の流れの中では、聖霊降臨の主日を準備するような箇所だとも言えます。

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2008年4月11日 (金)

復活節第5主日 (2008/4/20 ヨハネ14章1-12節)

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 ヨハネ福音書では、最後の晩さんというたった一回の食事の席での出来事に、13章から17章まで(福音書全体の約4分の1)があてられています。この席でイエスは、世に残していく弟子たちに向けて長い遺言のような説教をしました。その言葉の多くは、イエスは目に見える形ではもういなくなる。しかし、何かが残る、という「約束」です。もちろん1世紀末に書かれたヨハネ福音書は、それをただ将来起こることについての約束としてではなく、今すでに自分たちの中で実現している約束として伝えているのです。そして今のわたしたちも、このイエスの約束が(不完全かもしれませんが)自分たちの中で実現している、と感じたときに、イエスは今も生きている、と確信することができるのです。

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2008年4月 4日 (金)

復活節第4主日 (2008/4/13 ヨハネ10章1-10節)

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 復活節第4~第6主日のミサの中では、ヨハネ福音書のイエスの言葉が読まれます。これらの箇所は、復活して今も生きておられるイエスと今のわたしたちとの関わりを味わうために選ばれた箇所です。第4主日は毎年、ヨハネ10章の「羊と羊飼い」のたとえですが、ここには良い羊飼いとして羊にいのちを与えるイエスと羊であるわたしたちとの深いつながりが示されています(ちなみにB年に11-18節、C年に27-30節が読まれます)。

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2008年3月28日 (金)

復活節第3主日 (2008/4/6 ルカ24章13-35節)

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 きょうの箇所も「復活したイエスと弟子たちとの出会い」の物語です。先週(復活節第2主日)のヨハネ20章同様、この箇所も2000年前の出来事というだけでなく、「生きておられる」(ルカ24章23節)イエスと今のわたしたちとの出会いの物語として読むことができるでしょう。ミサや聖餐(せいさん)式との関連もよく指摘されています。聖書の言葉を聞き、パンを裂く集いの中にいつも復活したイエスが共にいてくださるということを味わうために、最適の箇所と言えるのではないでしょうか。

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2008年3月21日 (金)

復活節第2主日 (2008/3/30 ヨハネ20・19-31)

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 復活の主日の福音は復活の朝の「空の墓」の物語でしたが、第2、第3主日には「復活したイエスと弟子たちとの出会い」の物語、第4~第6主日は「目に見えないがイエスがともにいてくださるとはどういうことか」を示すヨハネ福音書の箇所が読まれていきます。 復活節第2主日の福音は毎年同じ箇所で、「週の初めの日の夕方」と「八日の後」にイエスが弟子たちに姿を現したヨハネ福音書20章の箇所です(なお、この「福音のヒント」も毎年ほとんど同じです)。このような箇所は2000年程前のある日の出来事であると同時に、今のわたしたちのイエスとの出会いの物語として読むことができるでしょう。

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2008年3月14日 (金)

復活の主日・復活徹夜祭 (2008/3/23 マタイ28・1-10)

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 復活の主日のミサには「復活徹夜祭」と「日中のミサ」、さらに「夕刻のミサ」があります。古代ユダヤの日付は日没と共に変わることになっていましたが、イエスは死んで三日目、今で言えば土曜日の日没から日曜日の明け方までの間に復活したと考えられ、古代から主の過越(すぎこし。イエスが死からいのちへ移られたこと)の祝いは夜中に行われていました。光の祭儀や大人の洗礼・堅信を行って主の過越を祝う復活徹夜祭は復活祭のメインのミサだと言えるでしょう。
 ここで採りあげるマタイ福音書の箇所は徹夜祭のミサの中で読まれる箇所で、日中のミサでも読むことができます。なお、日中のミサの固有の箇所は毎年同じヨハネ20章1-9節、夕刻のミサの福音としてはルカ24章13-35節が読まれることになっています。

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2008年3月 7日 (金)

受難の主日 (2008/3/16 マタイ27・11-54)

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 教会の暦では、きょうから始まる聖週間の木曜日・主の晩さんの夕べのミサから復活の主日までを「聖なる過越の三日間」と呼び、年に一度、特別に3日間かけて、キリストの受難・死から復活のいのちへ、という過越(パスカ)を記念します。この中の聖金曜日の典礼で、毎年ヨハネ福音書からの受難朗読が行われます。一方、主日のミサのサイクルでも、キリストの生涯の主な出来事を記念していくので、復活の主日の前の週のこの日曜日に、イエスの受難を記念することになっています。これが受難の主日です。受難の主日には3年周期でマタイ、マルコ、ルカ福音書からの受難朗読が行われます(今年はマタイで、長い形としてマタイ26章14節~27章66節を読むこともできます)。なお、この日のミサの開祭の部分で枝を用いて「主のエルサレム入城」が記念されます。

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